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瓦屋さんの資格

瓦屋さんの資格

悪徳業者にご用心!!」のところでも触れましたが、誠に残念なことに屋根リフォーム業界はいまだに悪徳業者よるズサンな手抜き工事のトラブルが多く、その被害はテレビや新聞などでしばしば取り上げられています。

皆様が被害に遭わない為にはその業者が「しっかりとした業者かどうか?」の見極めが非常に重要です。とは言え、建築の知識があまりない一般のお客様がそれを見抜くのはなかなか大変。

そんな時に業者の信頼度を計るのにとても役立つのが「業者の持っている資格の確認」です。なぜなら悪質業者やいい加減な施工を行う業者は、きちんとした建築の知識や施工技術を持たない「無資格業者」であるケースが非常に多いからです。

瓦屋根の専門家である私たち瓦屋の仕事には国家資格をはじめ、いくつかの資格が存在します。その理由は私たち瓦屋の仕事は専門性の高い知識と高度な技能が要求される仕事だからです。そして何より建物の耐久性や安全性に直結する屋根の工事を担う私たちには、常に安心・安全・高品質な瓦屋根をご提供しなければならないという重い責任があるからです。

ですから、きちんとした業者ほど自社の職人の資格取得には非常に積極的です。またそうした真面目な業者は新たな技能の習得にも熱心ですので「知識と技能を備えた信頼出来る業者」である確率が極めて高いのです。

一方、それとは逆に資格を軽視し、きちんとした知識と技能がないまま手前勝手な方法で工事を行うのが悪徳業者や手抜き工事を行ういい加減な業者です。そうした業者にはそもそも「お客様のために」という気持ちや、仕事に対する責任感、向上心といったものが欠けています。

ところが困ったことに現行の法制度の中ではたとえ知識や技能がプロのレベルに満たない無資格業者であっても、屋根工事のプロを名乗って商売が出来てしまうのです。ですから悪徳業者やいい加減な業者には無資格の者が圧倒的に多いです。

このことからもお分かりのように、業者の持つ資格とはその業者の仕事に取り組む姿勢、技能レベル、責任感の表れであり、と同時にお客様が業者の信頼性を計るのに最適な目安でもあるのです。

それでは次に、お客様が業者選びの際にぜひチェックすべき瓦屋の資格の種類についてご説明します。

資格の種類と詳細
かわらぶき技能士(一級・二級)
かわらぶき技能士(一級・二級)

瓦屋根工事に必要な知識と施工技術を備えていることを証する資格で、瓦職人にとって欠かせない国家資格です。

試験は学科試験と実技試験で構成されており、実技試験では実際に一文字軒瓦または万十軒瓦を使った瓦葺き作業を行い受験者の施工レベルを審査します。

瓦屋根工事技士
瓦屋根工事技士

国土交通大臣が認定する資格で屋根工事に従事する者として必要な瓦屋根についての適正な知識を備えていることを証する資格です。

この資格取得では屋根の施工に関する知識はもちろんのこと、建築に関わる知識、安全に関する知識、法規等、さまざまな知識が求められます。

瓦屋根診断技士
瓦屋根診断技士

国交省所管の公益法人(社)全日本瓦工事業連盟(全瓦連)が高い技術、技能を持つ工事技術者に対してのみ与える資格です。

この資格の取得条件はかわらぶき技能士と瓦屋根工事技士の両方の資格を備えた者となっており、国内の瓦屋根工事技術者における最上位資格といえます。

業者選びの際の注意点

瓦屋根の補修やリフォーム工事は専門知識と高度な技術力を必要とするため、工事の質は職人の質で決まるといっても過言ではありません。

そんな工事を任された業者が、現場にかわらぶき技能士や瓦屋根工事技士の資格を持った職人を一人も置かずに工事を行うなんてことは、私たち瓦屋根工事のプロからすれば到底考えられない話です。

ですから業者選びの際には営業マンの

うちは経験豊富な職人揃いなので他店に比べ仕上がりが段違いですよ!
当社の工事は仕事が丁寧だと多くのお客様からご好評いただいてます!

・・・といった威勢のいいセールストークをただ鵜呑みにせずに

ちゃんと資格を持った職人さんが工事してくれるの?
お宅の職人さん達はどんな資格を持っているの?

といった資格の確認をしっかりと行ってください。

ちなみに石川県瓦工事協同組合では

石川県瓦工事協同組合では、組合加入事業所(組合加盟店)に従事する技能者の技能・技術向上のための各種講習会を開催し、諸資格の取得に努めています。

また組合に加入する各組合加盟店においても、現場で働く社員の資格取得を積極的に奨励しており、組合と組合員が一丸となって技能レベルの向上に取り組んでいます。

「地元石川の瓦屋根は自分たちが守る!」
これこそが私たち石川県瓦工事協同組合みんなのモットーです

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